2013.02.25 ブログ
Bill Ambergのボストン
Bill Amberg(ビル・アンバーグ)のボストンバッグをご紹介します。
Bill Ambergのおさらい:イギリスのロンドンを拠点に1984年から活動を続けるヨーロッパを代表するバッグデザイナー、ビル・アンバーグ氏が手がけるオリジナルバッグブランド。80年代に発表したアルミの削りだしのハンドルを使用した「ロケット・バッグ」で名だたるセレクトショップをはじめ、世界中で一躍人気を博しました。ブリーフケースなどのレザーを中心としたバッグが有名ですが、近年はナイロンやキャンバスなどを使ったカジュアルなシリーズや、レザーを使ったインテリアをデザインするなど活躍の場をひろげている。また、2004年の秋冬から〈ダンヒル〉のレザーラインをディレクションをするなど、益々注目が集まっているデザイナーズのバッグです。
そして、今回紹介するのは定番の「Hunter」コレクションによるミニボストン「Grip」です。
この「Hunter」コレクションはその名の通り、狩に用いるバッグをデザインソースに、毎シーズン様々なアイテムが展開されるBill Amberg の定番中の定番と言えるコレクションです。
年に2回、毎シーズンコレクションが展開出来るのも、ハンティングが文化として根付いてるイギリスならではと言えます。
そしてこのコレクションの大きな特徴は、切りっぱなしのレザーを贅沢に使い作られている点にあります。
今回ご紹介する「Bum Bag」は、洗い加工をした肉厚のカウハイドを縫い目の見えないように、大きな革を2枚縫い合わせて作られています。
カウハイドは元々肉厚で丈夫な革なのでハンティングバッグなどによく見られる素材ですが、Bill Amberg では洗い加工をすることで革を柔らかくしてデイリーユースに対応出来るように昇華しています。
また洗い加工は実際水通しをして柔らかくする場合もあるのですが、この「Hunter」コレクションに使われている革は出来上がりの艶感を見る限り、水ナシの洗濯機のような機械で丹念に回して柔らかく加工をされているように思われます。
そうすることで革の油分も抜けず、肉厚なカウハイドも質を落とすことなく柔らかく出来るからです。
こういったレザーのチョイスはBill Amberg の真骨頂であり、使うことで始めて分かるコトだったりします。
上質の定義…
上質の定義はみなさんそれぞれ持っていらっしゃると思います。この「Grip」の小ぶりなサイズ感は日常のカバンとして、また気軽な一泊旅行にトランクに入れて旅先の相棒として、何時でも使うことで感じて頂けると思います。
〈側面〉
〈背面〉
〈内側:ファスナーダブルジップ式〉
価格 ¥68,250-(税込み)
大きさは横48cm.高さ23cm(持ち手含まず).奥行き25cmになります。
カウハイドは1、2年使っただけではエイジングもほぼしないと思われマス。。相棒のように気長に使ってみようと思っていただける方やどんなカバンかと気になった方、ぜひ一度店頭で手に取ってご覧になって下さい。
野球ボール(テニスボール)と同じように縫われたバッグ、一見の価値があると思います♪
前回のBill Ambergの鞄「MEDICINE BAG(メディシン・バッグ)」はコチラから。